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ダニエル・イノウエ (ミサイル駆逐艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バス鉄工所沖にて2020年12月19日撮影
艦歴
発注 2013年6月3日
起工 2018年5月14日
進水 2019年10月27日
就役 2021年12月8日
退役
その後 就役中
モットー Go for Broke [1]
徽章
要目
排水量 9,648 トン
全長 155.3 m (509 ft 6in)
全幅 20.1 m (66 ft)
吃水 9.4 m (31 ft)
機関 COGAG方式
LM 2500-30ガスタービンエンジン (27,000shp) ×4基
可変ピッチプロペラ(5翔)×2軸
最大速 31ノット
航続距離 4,400 海里(20ノット時)
乗員 士官、兵員 380名
兵装 Mk.45 mod.4 5インチ単装砲 ×1基
Mk.38 25mm単装機関砲 ×2基
Mk.15 20mmCIWS×1基
M2 12.7mm機銃 ×4挺
Mk.41 mod.15 VLS ×96セル
Mk.32 3連装短魚雷発射管×2基
艦載機 MH-60R×2機搭載可能
C4ISTAR AWS B/L 9 (Mk.99 GMFCS×3基)
AN/SQQ-89A(V)15
センサ AN/SPY-1D(V) 多機能レーダー×4面
AN/SPS-67 対水上レーダー×1基
AN/SQS-53C(V)1艦首装備ソナー
電子戦 AN/SLQ-32(V)3 ESM/ECM装置
Mk 36 SRBOC デコイ発射機
モットー

ダニエル・イノウエ: USS Daniel Inouye, DDG-118)は、アメリカ海軍ミサイル駆逐艦[1]アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の68番艦[2]

艦名は、第二次世界大戦時の日系人部隊第442連隊戦闘団での戦功で数々の栄誉を受けた陸軍大尉で、2012年に逝去したアメリカ合衆国上院仮議長ダニエル・イノウエcf. アメリカ合衆国上院仮議長の一覧)にちなむ[1]

9隻計画されたフライトIIA「テクノロジー・インサーション」艦の3隻目に当たり、ジャック・H・ルーカス以降からの船体設計コンセプトの一部が導入されている。イージスシステムは当時の最新バージョンである「ベースライン9」を搭載[1][2]

艦歴

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2018年5月14日メイン州バス鉄工所で起工[1][2]2019年6月21日22日に命名式が開かれ、イノウエ議員の未亡人を始めとするオハナ (DKI ohana) によって命名の手続きが執り行われた[1][3]。同年10月27日進水[2]

本艦は2020年にも就役してハワイ州真珠湾にあるパールハーバー・ヒッカム統合基地母港にする予定であったが、世界的に猛威を振るうコロナ禍の影響を受け、艤装工事が遅延し、同年12月26日にバス鉄工所で海上公試に漕ぎ着け、同月29日、全ての公試が正常に完了した旨の発表がアメリカ海軍太平洋艦隊からあった。

2021年2月8日、本艦は海軍検査・調査委員会による最終検査を全てクリアしたとの報告があった[2]。これを受け、アメリカ海軍太平洋艦隊は本艦の母港をパールハーバー・ヒッカム統合基地にすると発表する[2]。 同年12月8日に就役した[4]

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ a b c d e f DKI.
  2. ^ a b c d e f g 米海軍 最新鋭イージス艦「ダニエル・イノウエ」ハワイ真珠湾に配備へ」『乗りものニュース』株式会社メディア・ヴァーグ、2021年2月18日。2021年2月19日閲覧。
  3. ^ BIW-built destroyer USS Daniel Inouye christened in honor of U.S. senator, war hero The Times Record (2019年6月22日)[出典無効]
  4. ^ US Navy commissions Pearl Harbor-based USS Daniel Inouye”. hawaiipublicradio.org (2021年12月8日). 2021年12月9日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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  • ダニエル・イノウエ (DDG118) - Facebook
  • USS Daniel Inouye DDG 118” (English). official website. Daniel K. Inouye Institute. The Daniel K. Inouye Institute and the Hawaii Community Foundation. 2021年2月19日閲覧。※DKI は Daniel K. Inouye の略号で、ダニエル・K・イノウエ協会とハワイコミュニティ財団による本艦の公式ウェブサイトである当サイト内でも用いられている。